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厚生労働省の年金マンガを読んでみた!世代格差について、こんな説明? [生活]


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最近、Twitter上で話題になっている年金マンガがある。
厚生労働省がホームページで公開しているが、
面白そうなので読んでみた。

「いっしょに検証!公的年金」

ところが、内容がなかなかひどい。


「分かりにくい年金問題を、マンガでわかりやすく説明しよう!」
というのはいいと思うんだ。

でも、「年金問題で、わかりにくくて不安に感じていること」について答えてない気がした。

「どーせ、年金払ったって払った分もらえないんでしょ?」
「今、年金もらっている世代は良いよね、たくさんもらえて」
「私達の時は給付が70歳以上に引き上げられるんでしょう?」
「そもそも受け取れる年金だけで生活できるの?」
「一体いくら貰えるのさ!?」

そういう、年金に対する疑問や不安に答えるように書いているのかというと
まったくそういうことがない。

どうも、話題をすり替えられているような印象をうける。


「そもそも年金は世代間の助け合いだから払った分を受け取るわけではない」
「年金は得をするためのものじゃない」
「インフラにも対応するために、賦課方式をとっている」


返答内容に問題があるわけではないけれど
毎月毎月それなりの金額を納めているのだから
それが本当にあてに出来るかどうかっていうことを知りたいんだと思うけどな。



で、特に話題になっているのが「年金の世代格差」についてだ。

「年金の「世代間格差」、本当にないのか 厚労省年金マンガに「色々ひどい」と反発」


この「世代間格差」についての説明は、読んでみたが確かにおかしい気がする。


戦後の経済が混乱する中、公的年金は当時の人々の負担能力を考慮し、それに見合う低い保険料としていました。その後、経済が安定するにつれて保険料を段階的に引き上げてきたのですが、今ほどには平均的な生活水準が高くなく、保険料が低くても、生活費に占める割合で考えるとかなりの負担であったと思われます。 一方、今の現役世代は、保険料の水準は高くなりましたが、同時に生活水準も向上し、実質的な負担能力は向上しているといえます。 保険料がどの程度の負担なのか、という実感にも、世代で違いがあるのです。

http://www.mhlw.go.jp/nenkinkenshou/verification/verification_03.html
 

うーん、これは…。

「今、年金をもらっている世代は苦労してきたから
そもそも時代が違ったから、一概に受け取る金額だけで
世代格差があるとは言えないでしょう?」

と言うのは、どうなのだろうか??

これは穿った見方をすると

「今の若い世代は苦労をしてないいい時代に生まれたんだから
年金が少なかったり負担が大きくても良いよね!」

と言われているような気がしてくる。



前の職場で、団塊の世代とかのおじさま達に
「俺達の若い頃は苦労してなぁ…」
と飲み会で絡まれた時のことを思い出し、不愉快になった。
(完全に個人的な私怨w)


まとめると、

「年金をわかりやすくマンガで説明しようという取り組みはまぁいいけどさ
わざわざそんなことするんだったら、ウチラが知りたいことに対してもっとちゃんと答えてよ!」

という感じだ。


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